ロスタイムには早すぎて
やっぱり旅に出ますと告げたとき、「
自分の取り組みをすぐに人に知らせたがる私、先日は「
同床異夢だとしても、留まって、「同じき理想の光」 を共有するべく他に働きかけるべき年齢なのだろうが、またもや、 我が身に働いた力学に身を任せることを選択した。 茨の道であるのは明白、愚かだと言うならば言え。 学び続けるために……人生のロスタイムにはまだ、早いのだ。
本当は。
30代中盤以降、数々の大きな為事も与えてもらってきたから、もう十分かなと思う瞬間もある。が、「周りが傷つくのでダメだ」と公にも私にもたしなめられ、その想念を振り払い続けている……あなたがいつも調子を崩していた3月に、タナトスを君の分まで引き受けて、重い身体を引きずりながら、喘息症状の寛解した肺で深呼吸をする。きっと、明日も。