要約(小論文の/文章読解のために)
1月、2月の授業で、要約の基礎的な方法について理解を促す授業を行った。高校1年生が対象だったので、例題も短い文章にして取り組みやすいようにしたつもりである。
(解答例)
問一 第二段落 ⑤ 第三段落 ⑨
問二 第一段落 ③ 第二段落 ⑥ 第三段落 ⑨
問三 少し前まで、人と犬猫との関わり方は濃密ではなかった。しかし今では、自分の友達や家族より強く末永く付き合おうとする人が増えている。この変化は、結果としてペットの高齢化をもたらした。
(問三補足)まず、キー・センテンスを適切に使うことを心がけたい。次に、文③の「その関わり方」だが、指示内容は明確化する必要があるので「人と犬猫との関わり方」とした。そして、文③と文⑥とは逆接的なつながりなので、「しかし」を挿入した。
長大な文章の要約の場合でも、このプリントで用いた方法を基礎とすればある程度は対応できると考えている。クラスによっては、要約問題の代名詞とも言える一橋大学の二百字要約にまでチャレンジしたのだが、若い人たちは果敢に立ち向っていた。
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