夏休みの日記(2025ver.)

母校、京都大学

ウェブの更新をする余裕もないほどの1学期。この夏で体制を整え直さないと、との思いから、年甲斐もなく動き回った2025、夏。

7月28日 高文連の全国大会で香川へ。曲がりなりにも新聞部門に10年以上携わっているから、それなりに知り合いもいて同窓会みたいで楽しい。勤務校の生徒をさまざまな人と繋ぐべく、背中を押しまくった。刺激を今後の新聞づくりに活かしてもらえるならば幸い。恒例の「実践発表」の2校のうちの1校が、かつて務めた福大大濠さんで、あの頃の熱を思い出しながら懐かしく拝聴していた。

四国を駆ける「アンパンマン列車」

8月3日 日帰りで京都大学へ。発達障害に関するシンポジウムがあり、細君に誘われて6年ぶりに時計台へ。内容は高尚で不勉強の私には難しかったが、全国から集まった参加者からは、それぞれの持ち場で関わる子どもたちへの思いや、学問を尊重する真摯な姿勢が強くうかがえた。ああ、大学ってこういう場だったなと思い出した。キャンパス内でかつての教え子と出会ったのは何という僥倖か。タテカンの残党に会えたのもほっとした。

8月5日 佐賀でビブリオバトルの講習会に参加。昨年度「佐賀は中学生向けのビブリオバトルを開催していないのか」と県に問い合わせ、その時はないとの返事をいただいていたのだが、今年4月になって新たに始めると連絡が県庁から入ったのだ。若干の「責任」も感じているので顔を出さなければと会場へ。中高生が自分の「推し本」をプレゼンしていく、本当に楽しそうに。本の虫たちの熱にほだされた。引率の教員たちもプレゼンをさせられて四苦八苦したのは内緒、である(谷川俊太郎「んぐまーま」でプレゼン。そう、絵本!)。

8月6日 誕生日を一人バリウムで祝う(検査、とも言う)。

8月9日 某レンタル会社に挨拶に行く。秋の文化祭に向けて、勤務校の生徒会執行部がかなり精力的に動いており(クラウドファンディングまでやっている)、そのサポートのつもりで今のうちから顔を出しておく。生徒が中心となって運営していくような学校をまた、作れるだろうか……心の底に封じ込めていた思いが、少し疼いているのを感じる。

8月15日 井上ひさしの戯曲「木の上の軍隊」が、今年映画となった。長女と映画館へ。演劇的な要素も多分にあり、余白に心の機微が描かれていて、とても良かった。

長崎・平和祈念像

8月16日 長崎へ。2年連続で「ミライの平和展」へ。戦後80年、どのように継承するか、について知るために。そういえば、昨年の夏も東京の「しょうけい館」に赴いて、「次世代の語り部」の話を聞いたっけ。会場で東京大学の渡邉先生にお会いすることもできた。長崎の高校生の活躍も知ることができたので、機会があれば取材してみたい。

……そして動き回り過ぎて、夏の宿題が終わらず、最後の数日、缶詰。なんか、毎年同じことをしている気もする。そんな、夏休み。

さあ、また始まるよ。

 

 

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