松原をくぐり抜ければ

片道59キロの通勤が始まって1ヶ月。スムーズに行けば65分ぐらいで着くので、慣れればなんとかなるかもしれない。「二里」ほど続く松原をくぐり抜ければ、目的地はすぐそこだ。

例年、当たり前のように一手に引き受けていた、ゴールデン・ウィークの重たい「宿題」はもはや、ない。その分、「大きな為事」にじっくり取り組もうと思う……今日は、休日返上で頑張る若い人たちのそばで、その為事をどこから料理し始めるか、作戦を練っていた。

「求められている」という実感がある。若い人たちの思いに応えたいという気持ちが日増しに大きくなっている。自前の教材を手渡す時に発せられる感謝の言葉。多くをもらっているのは、実は私の方だ。無理は禁物だが、できる限りのことをしたい。

私の様子を見に、海辺にまで足を運んでくださった知人が複数いる。ありがたい……気力と体力とが十分にみなぎったら、「第一線」にアンテナを張り続けるための方策をあれやこれやと考えよう。さもなくば、年齢とともに古びていくばかりだ、貯金はそう続くものではない……そんな気持ちの萌芽を感知できるところまでたったの1ヶ月で恢復できたのは、やはり松原を始めとした、美しい環境の恵みゆえなのか。

私の「次の10年」は、こんな風に動き始めた。

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