空き家について(居場所を考える上で)

尾道市の街並み(みはらし亭より、2016年7月31日)

人口減少で空き家問題が顕在化している。一方で、空き家を活用しようという動きも盛んだ。「居場所」を作る時に、有力な選択肢の一つとなるだろうと予想している。

尾道空き家再生プロジェクトの豊田雅子さんの講演を古湯温泉(佐賀)で聞いたことがある。豊田さんは、尾道らしい家を残していきたいとの思いから、空き家を再生し、種々の活動を展開している方だ。講演の中で最も印象的だったのは、ある物件の床を空けた時に、年代物の醤油瓶が大量に出てきたという挿話だ。そこに住んでいた人の歴史というか、記憶というか、そういったものを引き継いでいく。そういう側面も有する「居場所」って、魅力的ではないだろうか。

先日、ネットを散策していたら、豊田さんが関わっている「ガウディハウス」のクラウドファンディングに遭遇した。新聞部でも取材させていただいたことがあり、縁を感じて、些少ながら協力させていただいた。しばらくたって、とても素敵な返礼品が届いた。

さて、私はいつ翔ぶのだろうか?日々に忙殺されるばかりでは、展望は開けてこない。力を、蓄えていきたい。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です