2021年2月4日 / 最終更新日時 : 2021年2月4日 joho9696 旅のこと 『酔う』(1995年、高校時代にしたためた小品) あなたがもし弱ってるんだったら 私は強くありたい。 私が弱ったときは あなたには強くいてほしい。 喧騒な夜の繁華街。人が安らぎを求めてやってくる場所。その中を僕は脇目も振らず歩いている。ママのいる居酒屋を目 […]
2020年12月13日 / 最終更新日時 : 2020年12月13日 joho9696 旅のこと 「10年」を前にして(森健氏、池上彰氏の知見に触れる) 東日本大震災の被災地となった宮城・岩手・福島の子どもたちの作文集「つなみ」を2012年に出版した、森健さんの話を聞く僥倖を得た。人権週間の講演会で福岡に来られると知り、新聞部員たちと会場に赴き、日を変えてのZoom取材に […]
2020年10月18日 / 最終更新日時 : 2020年10月20日 joho9696 旅のこと 「心」をもらって(2012年、石巻焼きそばのこと) 宮城県石巻市の高校生が、海の魅力を伝えるサイダーを作るということで、クラウドファンディングに挑戦していると知った(サイトはこちらをクリック)。このプロジェクトを行っている団体の源流は2012年に遡る。若い人たちと東北に取 […]
2020年10月17日 / 最終更新日時 : 2020年10月17日 joho9696 旅のこと スタジャンの話(黒子に徹するために) 私はいつも、黒いジャンバーを着ている。 1代目は、某高校の演劇部で生徒たちが揃えて着ていたスタジャンで、背中に劇団名が書いてあった。「先生もどうぞ」と言ってくれたので、私も身に纏うようになったのだ。顧問を拝命して演劇の世 […]
2020年10月13日 / 最終更新日時 : 2020年10月14日 joho9696 旅のこと 「青春」にさよならを(2009年、餞のことば) とある事情からSNS絶ちをして2週間になる。つながりを絶つ行為は苦しい。私の心は案の定、下降線をたどる一方だ。過去を振り返る旅がまた、始まっている。 以下は、2009年、3年間担当した生徒たちに対して、卒業式前日に話した […]
2020年5月26日 / 最終更新日時 : 2020年5月27日 joho9696 旅のこと 良いものを差し出すために(朝のルーティン) 朝。人のいない部屋で一日の準備を始める。20代から守ってきたルーティンだ。 誰にも侵されない準備のひととき、私は小さなミスを頻発する。白みゆく空の下、なぜか毎日のように訪れる七転八倒の時間帯。ただ、朝のトラブルは、どんな […]
2020年1月31日 / 最終更新日時 : 2020年2月7日 joho9696 旅のこと アルバム 夏の花巻(宮沢賢治を訪ねて、2019年8月) かつて別記事でも少し触れたが、2019年3月に井上ひさしの戯曲「イーハトーボの劇列車」を熊本で観て感銘を受けたことがきっかけとなって、賢治ゆかりの花巻を訪ねた。記事にするのをずっと怠っていたが、旅のアルバムとしてここに残 […]
2019年12月30日 / 最終更新日時 : 2019年12月31日 joho9696 旅のこと 年の瀬 東京散歩(2019年12月) 勤務校のバスケットボール部は全国屈指の強豪で、年末は東京で行われるウインターカップに取材に行くのが私の年納め恒例の為事(趣味?)となっている。その前後で、せっかく旅に来ているのだからと、自分のインプットになるような行動 […]
2019年12月10日 / 最終更新日時 : 2019年12月10日 joho9696 旅のこと こんにちは、太宰さん(富嶽百景の世界へ、2016年12月) その年、初めて授業で「富嶽百景」を扱うことになり、作品世界に触れるために山梨へと向かう。富士急行の車内で朝を迎え、赤く染まる富士に目を奪われる。河口湖駅に着いたが、バスがまだいないのでタクシーに飛び乗り、三つ峠山登山口ま […]
2019年11月16日 / 最終更新日時 : 2021年3月5日 joho9696 旅のこと 挽歌(大切なともだちへの手紙) 世の中は壊れて消えたむらきもの心くだけて影さえ見えず 小劇場主役の君がさよならと言って斃れた夢かうつつか 誓ひてし日々はいつしか変調す紫陽花の咲く池のほとりに 口元に浮かぶわずかなさみしさは最後の写真と知っていたのか 猛 […]